2009年1月23日金曜日

日経:こんにゃく製造業者の倒産相次ぐ……一方こんにゃく芋農家は笑いが止まらない

日経新聞によれば、こんにゃく製造業者がばたばた倒産しているという。原因は原料のこんにゃく粉の高騰。これは昨年から始まっているのになんの対策もとられてこなかった。原料が手に入らないために閉鎖される工場で働く労働者はどんどん失業することになる。一方、こんにゃくいも生産者(群馬県の農家)は大儲け。こういうときこそ足らないこんにゃくいもを輸入するべきなのだが、輸入関税は実に1700%という高率で実質的に輸入は禁止されているのだ。こんな世の中は間違っている。

このような国産こんにゃく芋の手厚い保護は全く政治的なもの。なんせ群馬県からは歴代総理大臣がわんさか選出されているのだ。以前からこんな保護制度は限りなく問題であるとして指摘されている:
5/29 Today「こんにゃくの日」……こんにゃくを食べて総理大臣閣下に貢ごう!: "こんにゃくの関税は、実に1700%を超えるという:
日経社説:消費者不在のWTO農業交渉では困る : '日本は精米に778%、コンニャクイモに1706%、落花生に737%、でんぷんに583%という法外な関税をかけている。'"

こんにゃく芋の例は象徴的なものにしか過ぎない。大なり小なりニッポンの農業とはこういうもの。あいつらは自分たちのエゴのために多くの国民を犠牲にして平気の平左。苦しむのは都市住民だけ。

あいつら農村利権集団はニッポンのガンだな。

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